69年12月生まれ

69年12月生まれ
これは、Moon、Unix、Internetが生まれた年
10年後には...
さらに10年後には...
さらに10年後には...

あー、OS創ったろーなんて、馬鹿な夢ももっとったなー
でも、今でのAnti-MS
きむたく、もといユニタクには違いないけど

PerlHarber見る時間もないよ
これでaffectされたら、さすがにへこむね

しかし最近よく69年の酉年と出会うなー


【経済ひと模様】

リナックス開発者のトーバルズ氏に聞く
オープンソースで権利を創造的に利用する


リナックスを開発したリーナス・トーバルズ
 リナックスというコンピューターの基本ソフト(OS)が、マイクロソフトに対抗
する一大勢力になりつつある。その骨格部分を学生時代に開発したのがリーナス・
トーバルズ氏。それを世界に無償で公開して各地の技術者の協力でより優れたOSに
仕立て上げた。このオープンソースという開発手法が、なぜそこまでの力をもてたの
か。トーバルズ氏に聞いた。

 −−この1、2年で急速に普及しました。

 「もう世界中どこでも使っている。批判しているのはマイクロソフト以外にない。
OSの開発には膨大な費用がかかる。1社だけでやり、たくさん売ってコストを回収
するか、多くの技術者に安いコストで参加してもらい、開発するか。その2通りしか
ない。後者がリナックスだ」

 −−その気になればビル・ゲイツ並みの大金持ちになれたのに、なぜ無償で公開し
たのですか。

 「彼のような野心があったらそもそもリナックスはやってなかった。ビジネス的に
見れば、OSの開発は理に合わない。もし私に野心があったら別の分野を探していた
だろう」

 −−著作権だけは主張しているのはなぜですか。

 「ぼくは骨格部分について、あと数千人がそれぞれの部分に著作権を持っている。
それを無償で使ってもいいし、改変してもいい。販売してもいいことにした。ただ
し、自分が改良して得た著作権についても、他者と共有する義務がある。つまりお互
い無償で自由に使える関係だ」

 −−改変を許さないのが著作権では。

 「それはこれまでの考え方。しかし、自分の持つ著作権をどう使うかは作者の自由
だ。オープンソースはその権利をもっと創造的に使おうというもので、自由に使って
いいという代わりに、こちらも自由に使わせてもらうということだ」

 −−ソフト開発以外でもこの方式は有効か。

 「近代科学はライセンスこそないが、同じ考え方。概念を共有し、それに新たな結
果を積み重ねることで発展してきた。この方式はプログラムや科学に適しているが、
みんなが参加し、新たな発展を求めるという意味で政治や民主主義にも適用できる」

 −−次はどんなプロジェクトを始める?

 「ソフトには完成という時期が来ない。リナックスを10年やってきたが、完成す
る日を想像できない。だから次はまだない」  (聞き手・原淳二郎)

 × × ×

 69年、フィンランド生まれ。ヘルシンキ大在籍中にリナックスを開発、現在は米
国の半導体メーカー、トランスメタ社社員。