上達すると「節約モード」に=英語使う際の脳活動−東大

 日本人の中学1年生が初めて英語を勉強する際、脳左側で血流が活発になる部分が、大学生になって上達すると、血流が低下して活動が節約されることが、東京大大学院総合文化研究科の酒井邦嘉助教授らの実験で分かった。語学学習の熟練度や言語障害からの回復具合を、脳活動で測定できるようになると期待される。研究成果は16日付の北米神経科学会誌に発表された。